会場を間違えるの巻！・・・・長崎記念病院

私はどんなコンサートにも用意周到で臨んでいます。今回も、曲リスト・メンバー用のアレンジ譜・タイムスケジュールを準備し、余裕のリハーサルをこなし会場に向かいました。

音響チェックの予定時間に会場に伺ったところ、どなたもいらっしゃいません、そして立派なグランドピアノにはカバーがかかっておりました・・・・・・・・・・・・。

慌ててクライアント様から頂きました確認用のメールをチェックさせて頂きますと・・・”長崎記念病院”と書かれてありました。

「えっ！」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「長崎北病院・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長崎記念病院・・・・・・・・。」

そう、会場を間違えたのです。

長崎記念病院様のホームページには素敵な案内が御座いましたのに・・・・・


時津から深堀まで、本番まで残すところ４０分！

「間に合うのか？」

渋滞の中、安全運転を心掛けながら、ナビが表示する到着時間と場所をクライアント様、そしてメンバーの皆様に携帯電話で連絡を入れながら・・・・、ああ、そして祈りながらハンドルを握っておりました。（車の携帯電話用フリーハンド機能はサイドブレーキを掛けないと発信できないのが、本当に辛かったです。）

現着したのは本番３分過ぎ。救急用車両置き場を確保して頂いていたので、そこに慌てて駐車させて頂き、会場である病院ロビーに駆け込んでいきました。

司会の方の絶妙なる繋ぎのお言葉の流れる中、私はピアノの前に座り、おもむろに”misty”を弾き出しました。

この場合、音だけでは駄目だと思い、弾きながら、曲の説明やエピソードをお話しさせて頂きました。そこにトロンボーンの柴田氏が到着！すぐにメロディ－を渡してピアノ・トロンボーンデュオの始まりです。

アドリブも終わり最後のメロディーのサビ前にベース到着！何とかメンバー全員揃って１曲目を終えたので御座います。

それからは、大いに明るく・楽しく語りながら、大ハプニングが起こった事もおくびにも出さず、リハの通りに曲を進めさせて頂きました。

しかしながら、ステージの終了の時間も守らなければならないのがお約束！最後の曲のメドレー２曲目にいきなりメンバー紹介！

打ち合わせとは違うところが多々ある中、何とか、なんとか無事コンサートを終える事が出来たのです。

長崎記念病院のスタッフの皆様（以前お仕事でご一緒する事が多かった懐かしい女性が病院の表で待機していてくれて、車の誘導をして頂きました。）の機敏な誘導、メンバーの皆様の柔軟な対応とテクニック、そしてなんと申しましても感謝しなけらばならないのは、遅刻した３分間を、明るい話題の中、繋いで頂きました司会の方の絶妙な話術と機転なので御座います。

今迄音楽活動を続けさせて頂きましたこの２９年間の中、こんな事を引き起こしてしまうとは・・・本当に恥ずかしいです。

今一度、初心に帰り頑張らせて頂けますか？
何卒宜しくお願い申し上げます。

打ちひしがれながら帰宅した私


最後に長崎北病院の方へお出かけ頂きました皆様、本当に申し訳ございませんでした。心からお詫び申し上げます、本当にすみませんでした。



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