今日は教室の表の階段の掃除をした。
今迄は、お袋が欠かさず、お掃除していてくれていたのだが、最近は、体の調子が悪く、掃除をしたくても思うように出来ないのだ。骨粗鬆症の症状が少し進み、体が痛むらしい、おまけに首・肩の筋肉が弱る事によって、首の調子も良くないのだ。
そのような状態なのに、敢えてお袋は、階段の掃除をしようとする。
「いいよ、僕のことは僕自身がするから、お袋はお袋自身の幸せを考えてくれ。」そのように言った。
それでも、教室の階段が汚れているのを見ると、お袋は、たまらなく嫌な気持ちになるようなので、今日は、すぐさま、僕が階段掃除をした。
しかも中途半端な掃除ではおふくろは納得しないので、掃き掃除の後、掃除機を使って階段の隅々まで、ごみを吸い込んで綺麗にした。
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教室内を見回すと、至る所にお袋が手をかけて掃除をしていたことが伺える。僕らは何て無頓着な行動を取っていたのだろうか・・・、感謝・・。
明日からは、周りのみんなに対して”ごみの出し方”等など・・・・少しばかり細かい事にまで口を出す”おっさん先生”になろうかと思う。