昨日6/12(火)は母親の手術でした。大きな手術ではないのですが、右・左足の血管の手術でした。
2・3日前から母親は「ストレスだ、ストレスだ。」と言い。最後には「日延べしてもらおうかしら。」とまで言い出した。今まで一回も手術を受けた事がない母親にとって、大変な心労なのであろう。
僕は19:30までのレッスンを生徒さんに連絡してお休み・振り替えレッスンにして頂き。お袋の手術の間、傍にいる事にした。
「明日はずっと僕がいるから・・・。」と言うと、お袋も腹を括ったのか、落ち着いた顔になった。そして手術の日を迎えたわけだ。
手術自体は、殆ど痛くなかったらしい、あっという間に終わたようだ。それでも小1時間くらいは、お袋一人で頑張っていたわけだ。
手術が終わり、病室の隙間から僕の顔を見つけると、母親はとても嬉しそうな顔をした。さわやかな顔をしていた。
短い距離ではあるが、タクシーに乗って家に帰ってきた。お部屋はエレベーター無しの3階なので、手をとりながら部屋に連れて行き、ベッドに寝かせた。
「ああ、疲れた。でも、負担になっていたことが済んで、良かったあ・・。」とお袋はつぶやいた。
僕は台所に行きお茶をすすりながら3階の窓から外を見た。
ふと思った。
「デジャブだあ。」
6年前、親父を病院に連れて家に帰って来たときも、今日と同じように、お茶を啜りながら外を見ていた。
年老いた両親の面倒を見るのは大変かもしれない、でも、反面「僕は幸せなんじゃないか。」とも思えた。