藤沢周平・・暗殺の年輪・黒い縄・ただ一撃・溟い海・囮を含む五篇の作品集
「暗殺の年輪」は48年に第69回直木賞を受賞している。
藤沢周平作品 は映画史上でも人気を博している。
私にとって、今回のこの作品は、初めての時代劇なものであり、馴染みの少ない表現には正直なところ、気持が萎えそうにもなった。そんな時、いつでも気楽に助け船を出してくれたのが電子辞書であった(^^♪。
読み進めて行くほどに、言い回し・言葉・漢字も少しずつは理解出来てきた。と、どうだろう、繊細な状況描写も目の前に画像が浮かんでくる事も少なくは無くなってきた。
今回読んだ5作品すべて武家物、女性はすべて美しく、そして悲しい・・・・。
これが昭和48年に受賞した直木賞作品か、時代と共に受賞作品も大きく違っていっているのではないかと容易に推測される。大きく年代をジャンプさせながら作品を読んでみるのも面白いかもしれない。
今回の本を読む事を勧めて頂いたshiraishi氏に感謝致します